■ ID | 751 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 荒川低地中・上流域および妻沼低地における沖積層層序と地層形成 |
■ 著者 | 石原武志
T. Ishihara
東京大学大学院 須貝俊彦 T. Sugai 東京大学大学院 八戸昭一 S. Hachinohe 埼玉県環境科学国際センター 水野清秀 K. Mizuno (独)産業技術総合研究所 久保純子 S. Kubo 早稲田大学教育学部 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本地球惑星科学連合2009年大会、平成21年5月21日 |
■ 抄録・要旨 | 本研究では、関東平野中央部の荒川低地中・上流域と妻沼低地を対象に、沖積層の層序と堆積過程について検討した。まず、荒川低地上流域の沖積層を下位から扇状地堆積物、砂層主体の氾濫原堆積物、泥層主体の氾濫原堆積物、砂層主体の氾濫原堆積物、そして泥層主体の氾濫原堆積物の5層に区分した。そして、これらの層序を標準層序として調査地域全域に分布する1500本以上のボーリング柱状図資料から地質断面図を多数作成し、各層の連続性等について検討した。その結果、荒川低地・妻沼低地の地層形成は、最終氷期末期からの海水準変動と、それに応じた利根川・荒川および支流河川の沖積作用に大きく支配されていたことが明らかとなった。直接、海とならなかった内陸部でも海進の影響を受けていたことは、地層形成と海水準変動とのかかわりを考察する上で興味深い結果となった。 |
■ キーワード | 荒川低地、ボーリングデータ、沖積層、利根川、海水準変動 |
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